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「あれ!和じゃん?」
ちょうど教室に入ろうとした時だった。
秀人が話しかけてきた。
「おま…神だわ…。生まれて初めて今、お前がいてくれたことに感謝している。」
「へ?なんだかよくわからねぇけど。もっと感謝しろ」
余計な事言わなきゃ良かった。
「あ、今よけいな事言ったと思ってんだろ!」
「ソ、ソンナコトナイデス-」
あぁ……ほんと良かった。あの女と何10分も同じ教室にいたら、俺の気が持たない所だった。
「なぁ自動販売機いかね?朝飯食ってねぇからさ、なんか買いに行きたい」
「しょうがねぇな!まったくお前は俺が大好きなんだから!」
うぜぇ……こいつマジでうぜぇ。
でも、取り敢えずこれであの女とも離れられた。
あとは適当に時間潰して教室に戻ろう…。
「そういえば意外だな、和あの女子と面識あったなんて。」
「いや、違うたまたま教室に向かう途中一緒だっただけだ」
「ふーん、気をつけろよぉ?あいついろんな噂あるから」
「噂?」
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