2人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーージリリリリリリーーー
翌日の朝、少し早めのアラームがなった。
「…なんでこんな早く……はっ、鞄取りに行くんだった!」
時刻は7:30をさしており、いつもより1時間もはやくの登校となった。
「今日は早いのね?」
「ま、まぁね!じゃあ行ってくるよ!」
鞄は?と聞かれた気がしたが説明するのも面倒なため、聞こえないふりをして俺は学校へ走っていった。
学校につくと、人の気配が全くない感じだった。
もともと俺の登校時間は早いほうだったからだろう。
「俺の鞄……俺の鞄……」
「これのことかしら?はい、どうぞ」
「あぁ…これこれ、ありがとな」
……俺以外に人なんかいたか?
「ギャァァァァ!!!デタァァァァア!!!!」
つい年甲斐もなく叫んでしまった。
「失礼ね、せっかくお探しのものを渡してあげたのに」
悠長にしゃべる幽霊だなと思ったら。昨日の不気味な女子生徒だった。
どっちにしろ怖いよ!?
最初のコメントを投稿しよう!