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少ししたら、晴子お母さんが、出てきた。
オジサンは、今は、物置き部屋を貸せないと言ったそうだ。
結局、お母さんは、居場所を無くしてしまった。
私は、何と言って仁に頼もうか、お母さんからの報告を聞いた直後から悩み始めた。
お母さんは、一昨日、仁に向かって、啖呵をきっている。
あれほど、政夫と衿ちゃんには、低姿勢のお母さんが、何故か、私達には強気になる。
私には、お母さんのその態度の訳が、解らなかった。
しかし、今回も強気なら、間違いなく仁は、お母さんを拒絶する。
どうしようか…
それにしても、私には、不思議に思えてならないことが、一つ。
晴子お母さんって…
どうして、何処に行っても、誰からも、拒絶されるんだ?
浅い表面上の付き合いなら、ともかく、身内から、私の父や前のご主人も含めて、何で、総スカンを喰らうんだ?
どうして、身内が、みんな仇みたいになって行っちゃうの…?
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