第8章・銅、青銅、陶器婚式時代…平穏な闘い・その2

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子供は圧倒的に多くの時間を共にする親(主には、やはり母親)の影響を受け、心で、自分の親(主には父親)を一緒に非難する教育をその親(母親)から受けざるを得ない。 こういう子供が、果たして、自分の力で行動出来るような年頃になった時も『良い子』でいられるだろうか? それは、かなり難しいと聞いた。 何故? それもやっぱり、子供が、どこまでも親を映すからと言うことなんだね。 お父さん(ご主人)が嫌いと言い放ち、或いは、お父さんを貶(おとし)めるお母さん(奥さん)の側に、自分の意思で行動出来るようになった子供は、そのお母さんの日常生活から習ったように、お母さんの真似をして、親の批判をして、お父さんや、お母さんの側にいようとしなくなる。 だって、お母さんがお父さんから、心離れてるじゃん。 そしたら、子供もお母さんから心、離すよ。 あぁ、じゃあ、お互いの愚痴や不満を子供にぶつけなければいいんじゃない? って思う人もいるだろうけど、それはそれで大事なことなんだけど、やっぱり、それだけじゃダメみたい。 だって、心が映るんだもの。 これねぇ、誤魔化せないんだよ。 だから、いろんな形で、実地に子供は、親から離れて行く。 いやぁ、家の子も大人になったから、親離れする年頃なんだわと呑気に構えていられればいいのだが、こういった場合は中々、そうは行かないみたいだね。 悲しい離れ方もあるもんね。 本当に、見事なぐらい、どこまでいっても、お父さんとお母さんの子供なんだよ。
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