プロローグ

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 まず始めに言っておこう。  これは現実だとな―― 「灯香君。  ずっと前から好きでした! 私と付き合って下さい」 「灯香……  わ、私もす、好き……」 「べ、別に私はあんたなんかどうでもいいと思ってるけど!  で、でも灯香がずっと1人じゃ可哀想だから付き合ってあげてもいいわよ!」 「ツキ君!  私も大好き! 付き合おうよ!」  4人の女の子達から同時に告白されていた。  しかもみんな美少女揃いだ!  幼なじみ、クーデレ、ツンデレ、小悪魔。  うっはっは!  これがリアルハーレム! リアルリア充!  全員が全員熱い視線で俺を上目遣いで見て来る。  しかも瞳をうるうるさせ、頬も上気して桜色になっていた。  4人共可愛すぎる!  誰か1人を選ぶなんて俺には無理だ! 「ねぇ、誰にするのツキ君?」 「は、早く決めなさいよ!」 「もし決められないなら……」 「その……  私達全員とでもいいよ……?」  ぐはっ!  恥ずかしそうにはにかみながら言うのは反則だろ!
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