プロローグ

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「ほ、本当にいいのか?」  しかし小心者の俺には、即答する気概も無い。  もう一度確認する。 「う、うん」  幼なじみの彼女が首を縦に振ってくれた。  他のみんなは? 「もちろんいいよ」 「ふ、ふん。  ヘタレなお前のためにわざわざ相談しておいたんだ」 「灯香が選べなかったら、私達4人同時に愛してもらおうって」 「ま、マジで?」  いやっほーい!  マジで!? マジで!?  本当に俺ハーレムになれるの!  妻妾同衾というレベルじゃねぇぞ!  生きてて良かった! 本当に良かった!  この瞬間のためだけに生きてきたからな! 「でもきちんと4人平等に愛してくれなきゃやだよツキ君。  もちろんベッドの上でもね」  その言葉を聞いた他の3人が頬を真っ赤に染め、俯いてしまった。  やばいやばいやばい。  嬉しすぎて気絶しそう。 「当たり前だ。  お前たち全員、今日から俺の彼女だ!」  ずっと夢だった。  夢だったハーレムな生活がこれから始まるんだ!
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