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じゃあ誰だって言いたいんだろう?
この人間にしか見えない女性は“精霊”だ。
煌めく月のような金髪は背中まで伸び、白くきめ細やかな肌にはシミ1つ無い。 小さなお顔にはくりっとした水色の瞳や桜色の唇が花壇に咲いた花のように添えられている。
背は165センチの俺よりちょっと低いくらいであり、プロポーションは抜群だ。
ちなみに精霊ってのは俺達が暮らしている世界とは位相がずれた世界に住む者達のことである。
精霊を召喚し、使役する者を“精霊士”と呼ぶ。
「今日から2年生なんですからしっかりして下さい」
「解ってるよ」
昨日で“アテリア精霊学園”の春休みは終わり、俺こと月宮灯香(つきみやとうか)は今日から登校する。
精霊学園とは精霊士が通う場所である。
ここで精霊魔術のコントロールの仕方を覚えることになるため、国の法律で通うことが義務付けられているのだ。
ちなみに精霊魔術が使えるのは99%以上が女性。
そのため学園じゃハーレムなんだぜ。
うはははは!
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