慟哭

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「さぁ結崎さん、茶番は終わりましたか?」 「何?」 夏樹の震えが治まったと同時に、真柳が嫌な笑みを浮かべて口を開いた。 「先程の一撃は痛かったですよ。流石は[瞬神の刹那]ですね。ますます貴女の力が欲しくなりました」 真柳は銃口をこちらに向けている。 こいつが玄ちゃんを殺したのか。 怒りで、頭に血が上るのがわかる。 「凪殿をどうするつもりだっ!!」 初めて聞いた幸村の怒声。 幸村が怒ってる。 「Honeyは誰の物でもねぇ、俺のモノだっ!!」 えーと、政宗さん、何か間違ってるような。 でも、二人とも酷い怪我負ってる癖に、私を庇うように前に立つんだ。 頭が冷静になっていく。 天斗の時とは違う。 私の周りにはたくさんの仲間がいる。
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