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「あの先輩かっこいい」
「うわ、イケメン」
「あの2人やばくない?!」
ああ、またか。
零と俺は学校じゃちょっとした有名人だ。
「校内三大イケメン」とやらに入ってるらしい。
俺と零、あともうひとりはうちの生徒会長様だ。
俺は生徒会となにも関わりがないから会長挨拶くらいでしか見かけたことないけど。
「はよ~!」
「あ、真澄おはよ~」
「はよ!凛桜もはよ!」
「おはよう」
こいつは八田真澄(やた ますみ)。
「お前ら相変わらずモテるね~」
「ほんと凛桜は昔からモテモテだったよね~」
「は?お前だってモテモテだっただろ?」
「そうだぞ零!白川零くんは成績優秀で身長も高くて運動もできてルックスはもちろん中身までもイケメン!王子様みたい~!って皆口揃えて言うぞ」
「そんなことないのになあ」
「まあ凛桜も、整った顔立ち、抜群のスタイル、いいやつだし本当はもっと話したいけど近寄り難い高嶺の花なんて言われてるけどな」
「まじ?ちょっと夢見すぎじゃん?」
「おまけに凛桜なんかクォーターだろ?いいよなあイケメンは!零と凛桜が幼なじみとだけあって、相乗効果ってやつ?二割増しでイケメンに見える!」
「真澄だってモテるでしょ。バレー部主将だし身長は高いし。」
「そうそう。主将なだけあって面倒見もいいしさ。まあバカだけど顔は結構イケメンじゃん?」
「褒められてるのか貶されてんのかわかんねえw」
「褒めてるよ!」
「褒めてますぅ~」
「零はともかく凛桜は悪意しか感じねえw」
「はは、バレた?」
「おい!w」
「でもまあ確かに零は完璧だよな。小学校のとき結婚したい男No.1だったし」
「ちょっと凛桜、その話はやめてってば」
「いいじゃん別に、俺が女だったら零と結婚したいと思うよ」
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