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午前で学校が終わり零と二人で帰ってきた。
途中で別れて玄関の扉を開ける。
「ただいま。」
本来なら聞こえてくるはずの母さんのおかえりの言葉はない。
ああ、またか。
庭を覗くと母さんが鼻歌交じりに洗濯物を干していた。
「ただいま母さん」
「りおくん!おかえりなさい~お昼ご飯作ってあるから温めて食べてね~」
「うん、ありがとう」
母さんが干してるのは父さんのシャツだ。
毎日毎日欠かさず洗濯している。
もう父さんはこの世にいないのに。
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