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また、学に会ってしまう……
この間のスーツ姿とは違う。
ラフな……ポロシャツを着こなしている。
ずっと都会人を見てきたけど、彼よりもスマートに着こなしている人はいないだろう。
私に会ったとたん、キュートに笑う学。
私は……このキュートさが好きだったんだ。
四年間も、この笑顔が見たくって、頑張ったんだ。
走馬灯のように好きだった気持ち……
失恋した気持ち……裏切られ気持ち……悲しい気持ち……すべてぶつかってきた。
「ちょっとお茶しないか」
「はい……」
今どこにいるのかさえも忘れそうになる。
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