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花織……私、おかしいみたい……
元夫が恋しくてしかないの……
でもね……風当たりが強いと思うのよ、
親戚とか、障害とか考えたら、止めた方がいいってわかっているのに……
はあんと柄が悪そうに花織が顎を突き出す。
「それは……恋しているのよ。好きなよ。ダメ元夫が……」
「学がダメなんて言っていない……」
「ダメ人間よ。
本当に好きな人と最初から結婚しないからそうなったよ。
あっちにふらふらこっちにふらふら。優柔不断でイライラする!
でも!!
玲は好きなんでしょ。
恋は盲目というけど、また復縁したくらい好きなんでしょ」
花織……厳しい言い方……
首を横に振ろうとしたのに、心が嘘をつきたくなくって、動かない。
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