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花織がふわっと抱き着いてきた。
花織が覗き込むと……爽やかな香水が鼻をくすぐる。
「バカ玲……
自分の心にウソをつく必要なんて何もない。
あっちはフリーな男。
障害は山ほどあるけど、好きなら、行け!」
花織の励ましによって、学のこと……好きって気持ちに自覚を持った。
でも……
だって、世間が……
「世間が代わりに玲のことを幸せにしてくれる?
恋愛してくれる?
違うでしょ?
その受け身で、流されている所からやめなよ」
花織……の言葉に衝撃が走った。
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