天界へ

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「なんだこれは! ちょっと借りるぞ」 そう言い一旦パソコンに転送する。 スマホを返しどこで見つけたのか、他に知っているものは居るのかと訪ねると、「誰にも話していません。欲しい薬が二つあるので」と言われた。 その時「わんわん!あのおとこがきてるよ!」と頭に声がしたので店に顔を出す。 「お前……いや、いらっしゃいませ」 「あの、おばぁちゃんの時はお世話になりました」と頭を下げる。 「なんでだ……記憶は消えたはずじゃ……」 「最近思い出したんです」 「そ……奏太だったな?今立て込んでるから……」 「待ちます」 「いや、お客がいるんだ」 「ここで待ってますので」と待ち合いの椅子に座る。帰る気がないのがわかったため、しばらくかかるとだけ言い、中に戻る。
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