子供の願い

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「いいんですか?」 「まぁな、気まぐれだ」 「明日来るんでしょうか?」 「奏太は来る」 そう言って店に戻り本を読んで時間を潰し、閉店時間に店を閉める。 二階の作業部屋に行き、薬の入った瓶と注射器を出す。 これが痛み無く自然に眠りにつけるようにする薬だ。 もちろん、どのような検査をしても何も出てこない。 暗殺専門のやつらが欲しがる代物だ。 最後に話せる薬。 これもちょうどある。 ただ人間に使うには一回分が多いので少な目に調整し、これも注射器にいれておく。 明日の準備はできたが、心配なのがネットでの拡散だ。 これもいくつかのサーバーを経由しているようだが、消さなくてはならない。 しかも相手も特定できれば大成功だ。 明日は休むことに決め、その作業に取りかかる。
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