天界へ

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「姫……噛ませるなど……」 「黙っておれリアム。おっさんを見てみろ」 「父上。お怪我は?」 「ないない。少し驚きはしたが、結月の言い方であまがみ程度だと思ったから」 「ほう、気づいたか」 「はなひていいれふか?」 「離していいぞ。私が戻るまでしばらく天王と遊んでやれ」 「はいー」 「どこかへ行くのか?」 「もちろん材料集めに。ってことで、リアムを借りるが良いか」 「かまわんよ。ただ、冬と秋の境にはあまり行くことはおすすめできないかな」 「?」 「森の魔女と呼ばれるものがいるのは知っているだろう?」 「噂にだが」 「前まで春と冬の境にいたんだけど、最近移動したらしくて。何かの研究をしているとかしていないとか、良い話を聞かないのでね」 「わかった。是非会いに行ってこよう!」 話聞いてた?と言われながらも無視をして、リアムをつれて退室する。
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