天界へ

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「これで、魔女とは言われないだろう。後、外の干し肉なども裏においた方がいいだろう。 紅茶で体が温まる飲み物をここで出せばいい。えーっと、パイは焼けるか?」 「はい。いくつか」 「ならば、毎日焼いて待っていろ。リアムが何とかする」 「姫!」 ちょっといじるぞ。と断りを入れ、使われていない玄関先の広い部屋を喫茶店のようにしてしまった。 「こんなものか?」 二人がけの丸テーブルが二つに椅子。 質素だが重厚なテーブルなのでそのままでも構わないだろう。 窓際には枯れない花といくつか鉢植えのようにおき、食器棚には紅茶セットもおいた。 「うん。いい感じだ。ここは寒いからジンジャーなんかどうだ?」 「ここまでしてもらって。でも、出来るでしょうか?」 「この紅茶のうでは見事だ。必ずできるし、私もこちらへ来たときには寄らせてもらおう」 そう言い、いくつかお願い事をして老婆の家からでる。
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