天界へ

15/42
前へ
/204ページ
次へ
「そろそろ戻らないといけないな」 「そうですが、いったい何をされたいのか……」 「だからお前はバカなんだよ。あのばぁさんは、町にいづらくなったから出てきただけだ。 それもお前の乳母として城で働いていた天人だぞ? ここに来るしかなかった事情があるとは思わないのか? だから魔女と思われようとも、そのような格好をしてここで生きてるんだ! それに、あの紅茶は本当に薬としていい。ここら辺んは寒いからな。リアム宣伝しておけよ? それと、最初は変な客が来ないように見張りもつけとけ。分からないように! だぞ?」 「わ……わかりました。でも幻の洞窟って?」 「まだわからん。後で調べる。先に1000年祭だろう」 「はい。急ぎましょ……」 パチン!
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2479人が本棚に入れています
本棚に追加