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「それでも解読は無理だろう。
魔界には魔界語、幻界には幻界語があって、それなりの知識があっても読むのは難しいはずだ」
「それを読める姫がすごいと思いますが?」
「まぁな。で、どこにある? 地図も全部だしてほしいんだが」
「全部ですか?」
「あぁ。お前達が知らないだけでかなり綻びも出てる。修正しといてやる」
「どこからそんな情報が……」
「薬屋だからな」
図書のものにも手伝ってもらい全部そろった量は六人掛けテーブル6つ分。
6人掛けテーブル2つ分を作業台のように置き、最初に地図に書き込んでいく。
「これほど増えているとは」
「だから、ばぁさんでも魔界のものと遭遇するんだよ。警備か何か立たせとけ。幻界に影響があっても困る。こっちとは幻界は構造自体が違うからな」
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