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「あの、よろしければお茶でも……」
「最初の客だな。頂こう。リアムも座れ」
大人しく向かいに座るものの、いつもと様子が違う事には気づく。毎回やり過ぎたか?
「わんちゃんはミルクでいいかねぇ?ぬるめのだけれど」
あうあう!
「どうぞ召し上がれ。お二人には落ち着くようにハーブティーを」
「ありがとう」
少し飲むがやはりうまい。
リアムも少し落ち着いたところで話をする。
「姫、何を……」
「まぁ待て。いつも勝手に帰るのはこれからよそう。それに帰るのにも理由がある。時間の流れだ。
今まではな。」
「どう言うことでしょう?」
「人間界に人外の者も薬を買いに来るのは知ってるな?」
「ええ」
「その時に色々な話を聞くことが多い。私は幻と言われる洞窟も見たいし薬も作ってみたい。が、今お前達が一番気にしなければ行けないのはなんだ?」
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