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りた
実は今年の1月から古文書の講座に通っております。
内容は地方文書(じかたもんじょ)といって、地方に伝わる簡単(わたしにとっては難しい)な文書をテキストとして読んでいきます。
今日やった文書(もんじょ)は領収証でした。
↑タイトルの「りた」とは何だと思います?
先生が『りた夜着蒲団造料代金』とホワイトボードに書かれたときには、文字を消し忘れたのかと思いました……。
ちなみに夜着蒲団(夜着)とは、掻い巻(かいまき)のことで、夜着で画像検索するとたくさんでてきます。袖がついた総綿入りのおふとんで、寝るときは上に掛け、起き出すときは袖を通して上に引っ掛けて厠などへ立ったそうです。
なんとこの夜着のお代金二両(約15万円)。いったいどんな夜着だったんでしょうか。こういうのを作れる庄屋さんの財力にびっくりです。
ところで、この領収証(請取)には寛政7年の記載があります。
幕府は緊縮財政路線を敷いていたはずなので、これは実は安いのだろうか、それとも庄屋さんたちは全然気にしていなかったのだろうか、などと少しばかり考えました。
そして、りた、とは……庄屋さんの奥様の名前でした。
すごく現代風な名前で、わたしはびっくりしたことでした。
室町時代の女性の名前なんて庶民はちょぼとかこうとかふくとかそんなんばっかりですから。
あとは熊なんていうのもあります。これは動物たちの強い生命力にあやかるという意味があって、後に徳姫(五徳)が産む松平信康の次女は熊姫といった……と思います。
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『修羅に舞う蝶 天下布武編』で、永禄6年の徳姫の年齢を3歳としていました。5歳(数え。満3歳~4歳)の間違いです。訂正しました。
違う、と思ったら遠慮なくコメントとかで指摘してくださいね~。子沢山の頂点にダンナさんと帰蝶さんがいる、というのが織田家の構図です。何がなんだかときどきわからなくなってます。
スミマセン。
(o・・o)/
2017/08/19
しのき美緒
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