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『第一天 シャマイン
主は青き星のはるか上に座し、地に住む者を虫けらのように見られた。天を幕のようにひろげ、住むべき天幕のように張った。一番目の天国の誕生である。
ある日、心貧しき廣瀬征士郎は天国に迷い込んだ。
一番目の天国には揺れるケモノが住んでいた。
そのケモノはこう問うた。
「汝は人から奪うことをどう思う?」
廣瀬はこう応えた。
「人から奪って何が悪い?」
次の瞬間、廣瀬の頭は宙を舞っていた。ケモノが鋭い爪で切り刻んだのだ。
ケモノはこう言った。
「汝に天国は不釣り合いだ」
作 : 殉教者』
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