プロローグ

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(ううううううううう) 既に帰りたいオーラ全開で、俺はとあるビルの前に立っていた。 ピンク色のぎらついたビル。 さっきホストみたいなイケメンが出てきたし、高級車も駐車場に何台も止まっている。 入りたくなかったけれど、名刺とこのビルの住所が一致している以上逃げるわけにはいかなかった。 なぜなら今俺は、所持金29円。 明日から生きる方法もよく分かっていないのだから。
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