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「ちがっ ひぃっ」
両手を壁に縫い付けられて、ふっと飛び込んできた身体に視線を逸らした。
すると、耳にぬるっと舌が入ってきて、中を愛撫し出した。
「お前が興味ある玩具は、自分の中を気持ちよくさせるバイブとかかと油断してたんだがな」
「んっ よ、くわからねえってば」
「こっちを使うってことは、――やっぱお前、女とヤッてみてえんじゃねえか?」
――え?
ちょっと苛立った声に、顔を上げる。
すると、苦しそうな顔をした拓馬の顔に思わず息を飲んだ。
「や、きもち?」
「知らん」
「俺、拓馬がいれば、一生童貞でもいいし」
かあっと頬が熱くなると同時に、拓馬が吹きだした。
「すげえ殺し文句」
「あのさ、拓馬」
「あ?」
おずおずと、俺から唇にキスすると目を丸くした。
「あの玩具、やり方分からないから拓馬が俺にやってよ。――それじゃダメ?」
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