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「うっ」
下半身に来る甘い声に、思わず身を捩った。
けれど強引に腕を掴まれて、胸に引き寄せられる。
胸に飛び込むと、お臍のあたりで熱くて硬い、ナニかに当たった。
「で、かっ」
「お前、ほんっとにムードねえなあ」
「だ、って、」
「お前がエロい声出すから、興奮しちまったんだ。当たり前だろ」
恥ずかしがらずに堂々と言われたら、逆に清々しい。
「上下に強く動かしたり、握るだけじゃ感じねえよ。俺がやってやるから、――お前は大人しくしとけ」
「……やだ」
そんなの一人だけ乱れて恥ずかしい声あげるだけじゃんか。
正面で向き合ったままなんだし、俺も……。
そう多い、滾った拓馬のモノを片手で握る。
手に余る大きさに、改めてその存在感に息を飲んだ。
「――俺のイイ場所も教えてやろうか?」
その言葉に素直に頷くと、クッと短く笑われた。
「こい」
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