プロローグ

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プロローグ

プチプチとはじけ飛んだボタン。 押さえられ見動きが取れなく、覆いかぶさった相手の体温熱さと荒々しい息に吐きそうになる。 怖い。――怖かった。 でもそれよりも、姉さんの幸せを奪ってしまうのだけは嫌だった。 暴れて暴れて逃げて、気づいたら行く当てが無いことに気づいて途方にくれた。 空の星が落ちてきそうに綺麗な夜に相応しくない、忌まわしい思い出。image=501799824.jpg
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