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「えー、いいじゃん。かじゅの喘ぎ声ってまんまボーイズラブなんだから」
「記憶にないな」
そんな遥か太古、縄文時代ぐらいの話を持ち出されても。
「それより、馬油がしみ込んだ最高級の縄とか頼みたいんだけど」
「……え、そっち? 良いけど」
即答できるこいつには、ある意味尊敬する。
「勿論俺が使うわけじゃないよ。それと鎖。手錠。……近々恋人が出来る予定なんで良いヤツ頼むね」
「も、もちろん! ねえねえ、ビデオ撮ったら見せてね!」
「お前の働き次第だ」
でもまあ、俺が居ないとき用に監視カメラは欲しいけど。
まさかこんなか弱い俺が、柔道黒帯、ボクシング少々の格闘系とは思えまい。
パン以上の重いものを持ったことが無さそうな、さわやかな青年など三日以内に落してやる。
「両手両足縛って目隠しして、快感で涎を垂らす彼の上で腰を動かしたい。……これってやっぱ恋だよね? 初めての恋かな」
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