プロローグ

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自分が食べるより食べられることに快感を覚えたのは、中学生ぐらいだったきがする。 だが残念なことに俺は、食べられたいのに肉食系の捕食者で、食べていいが俺の望むように動けと相手を懐柔してしまう。 面倒なので、恋人がいた経験は無い。 祖父がロシア人だったせいか、可愛らしい容姿で生まれたことに感謝している。 紺碧色の瞳、ふわふわの猫みたいな髪。 笑えば幼く、監禁したいと妄想している時は暗黒。 そんな俺が、真剣に人を好きになるなんて思ってもいなかった。 ああ、あの人に犯されたい。
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