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「どうだろう?
どれだけかかるかわからないよね?
5日と見積もっても……。」
ユーリーさんが顎に拳をあてて、呟き始める。
「前みたいに、保存食で代用するとかは?」
以前、薙癒斗さんの餌が手に入らなかったときは、私たちと同じ保存食を食べていたから、それでしのげるかも?
「保存食なら向こうで手に入りますからね。
とりあえず、5日分の調査だとして15日分?」
ユーリーさんが提案する。
「ええ、そうですね。
巨大鷹の餌は血抜きのボイル肉。
あまり長期間、保存がきくものでもない。
いざとなれば、保存食で代用できるからユーリーさんの意見で大丈夫だと思う。
「そうすると、いくら払えばいいのでしょう。」
私が財布を取り出すと、ユーリーさんが……。
「ここに200cありますよね。
ですからそこから払います。
85cで良いんですよね?」
おやじさんに確認するように言うユーリーさん。
「ああ、そうだな。」
おやじさんも頷く。
「トモリ、ここから85cをおやじさんに渡してください。」
え? また私?
私はユーリーさんに言われるまま、200cの入った袋から金貨を取出し数え始めた。
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