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そうか、アリマッツさんが指揮を執るんだ。
良かったね。
あんなに頑張ったんだもん。
「へ~。」
ユーリーさんは乗り気じゃないみたい。
「そのアリマッツ博士から直々にお前たちに指名だ。
ちょうどミドリックへの郵便を届ける依頼もなるから、その博士の依頼を受ける気があるなら定期便も頼みたいのだがどうする?」
おやじさんが、私たちの顔を見回す。
もちろん受けますよね?
ユーリーさん。
「ええ、構いませんよ。」
ユーリーさんはそう言って、私たちに視線を移すユーリーさん。
「構わないよ。」
金シャチさんが答える。
「私も依存はありません。」
私たちのことを覚えていて、しかも指名までしてくれたアリマッツさん。
断る理由はないよね。
「もう少し詳しい話を聞きたいのですが……。」
ユーリーさんがおやじさんに聞くと、おやじさんは困った顔をして答えた。
「先ずギルドの依頼としては、郵便物をミドリックに届ける。
報酬は500c。
前金が200cの後金が300c。
で、アリマッツ博士の依頼の方は、以前発見した研究所の調査団の護衛という事らしい。
長老会が正式に調査団の派遣を決めたらしい。
それで、調査団の団長に研究所発見の功労者であるアリマッツ博士が抜擢されたらしい。」
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