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蒼龍の溜まり場は、トップであるトラさんが勤めている板金屋の元作業場。
オレ達は、いつもそこで好きなように過ごしている。
何かトラブルがあれば、トラさんから連絡がある。
それまで、良く言えば待機?てヤツ?
オレは、そこにあるソファでゴロゴロしてるぐらいだけど、
サクラは、趣味のアクセサリー作ってたり、アキに至っては_、
「オイ。出来たぞ。手を洗ってこい」
「慎ちゃんの作る料理は、超絶ウマいよね」
「サクラ」
顎で促され、サクラは渋々手を洗いに、部屋を出て行った。
アキには弟が2人いて、共働きの両親の代わりに面倒をみている。
実験台と称して、オレ達にもこうして、色々振る舞ってくれるので、有り難い。
「あんな簡易キッチンで、良くここまで作れるな」
今日は、餃子にチャーハンにスープまである。
「シノだって、簡単なもの位作ってるのだろ?」
「…オレの場合は、必要にかられて…
んな事より、下の連中、呼んできたらどうだ? 冷めちまうぞ」
「そんな事、サクラにやらせる。それより、シノ。1年の教室に行ったそうだな。頬が腫れていた事と、何か関係があるのか?後輩共が騒いでいたぞ」
「別に…」
やっぱ、あのやり方は間違ってたか。
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