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呼び出しをくらった旧校舎の裏から、旧体育倉庫の脇を抜け、保健室のある校舎に向かおうとした時、
普段、使われていないはずの旧体育倉庫から、男子生徒が辺りを気にしながら、外に出てきたところに遭遇した。
向こうは、オレに気づいていない。
だが、よく見ると、ウチの制服じゃねぇ。
他校の野郎が、こんな場所で何やってたんだ?
そいつの姿が見えなくなるのを確認してから、扉をそっと開けて中に入ってみた。
カビ臭さに混じって、そこにたちこめていた臭いは_、
あの野郎、ここでヤりやがったな。
女の学校に、わざわざ来てかよ。
マメな彼氏だな。
出て行った様子からして、相手の女は、まだこの中に居るはずだ。
脅してヤらして貰うか?
いや…流石にそれは、ゲスいか。
オレは、興味本位で女を探し始め、
跳び箱の影に、白い靴下を履いた足先を見つけた。
靴下履かせたままヤるなんて…萌えるかもな。
少し揶揄ってやろうと、いきなり跳び箱の上から顔を出して、声をかけた。
「他校の彼氏と、こんな所で…何…ヤって…た…?!」
驚かすつもりが、逆に驚かされた。
目の前に横たわっていたのは、
小動物のように怯えた瞳でオレを見上げる
男だった…
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