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「……おはようございます」
もぞもぞと動き、恥ずかしそうな顔を上げて挨拶を返した彼女にキスをする。
人肌が心地好い。
「今日」
「ん……、はい」
「空いてる?」
「え?」
軽いキスを繰り返しながら尋ねると、その質問を聞き返した彼女が不思議そうな顔をした。
「はい。特に予定はありませんけど」
「そ。良かった」
そう言ってニッコリと笑う。
その意味あり気な笑顔に何かを感じ取ったゆずが「あ……私ちょっと、お手洗いに…」なんて言って俺の腕の中から逃げ出そうとする。
「っきゃあ!」
「今日は思う存分可愛がってあげられるね、ゆず」
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