群青2 モノクロ第11話

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「……おはようございます」 もぞもぞと動き、恥ずかしそうな顔を上げて挨拶を返した彼女にキスをする。 人肌が心地好い。 「今日」 「ん……、はい」 「空いてる?」 「え?」 軽いキスを繰り返しながら尋ねると、その質問を聞き返した彼女が不思議そうな顔をした。 「はい。特に予定はありませんけど」 「そ。良かった」 そう言ってニッコリと笑う。 その意味あり気な笑顔に何かを感じ取ったゆずが「あ……私ちょっと、お手洗いに…」なんて言って俺の腕の中から逃げ出そうとする。 「っきゃあ!」 「今日は思う存分可愛がってあげられるね、ゆず」
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