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「嬉しいでしょ」と微笑む俺の身体の上に跨がせられた彼女の笑顔が引きつって見えた。
「あの、洋史さん。私、足が」
「腫れひいたね。痛みある?そんなにない?じゃあ大丈夫。湿布剥がしておいて。後で変えてあげる」
下から上へ。
滑らかな肌の上を滑らせる俺の手に、彼女が身を捩らせる。
ゆずの瞳が戸惑いから期待に変わった。
「……洋史さん」
「ん?」
「相変わらずお元気そうで何よりです」
「君も。相変わらず反応が可愛いらしくて何よりです」
照れを隠そうと生意気な口をきくゆず。
彼女が反応する場所を執拗に撫で回し、やんわりと微笑んだ。
「飯山さん」
乾課長、降臨。
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