高鬼

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「これで!!最後っ…!!!!」 最後のてすりに掴まり、身体を揺らして校舎へと飛びうつる。 ドッ…と身体が床にぶつかる。 半身がひどく痛んだが、とりあえず無事生きている。 清田もやはり運動神経はいい。 難なくこちらにやってきた。 「坂本!下見んな!!渡ってこい!!」 「無理や無理やてっっ」 泣きわめきながら必死に次の手すりに手をのばす坂本だが、なかなかこちらに来れない。
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