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清田が通路に身を乗り出す。
「坂本先輩、落ち着いて
ひじを曲げてください、そのまま手すりに上がるように!ぶら下がってるよりは良いはずですからっ」
坂本が涙目で、腕に力を入れる。
上半身が上がり、そのまま手すりに登る。
そこからは早かった。
タンタンタン!と手すりをダッシュで駆け抜けた。
そして坂本のいたもう少し後ろのてすりにいた竹崎が、死に物狂いでコチラへ向かって来ている。
腕力のない竹崎が少しずつ、進んでくる。
あとてすりも1つ。
「来い!!竹崎っ!!あと1つだ!!」
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