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* 次の日の昼休みに入ってすぐ、私は購買までダッシュで向かった。 今日は先輩に、昨日のコロネちゃんのお礼を言いたいんだ。 そう言ったらアイアイは、虫唾が走るから1人で行けと言った。 廊下の角に立って待っていると先輩が歩いてきた。 「先輩っ!こんにちは」 「おっ、あさひちゃん!」 相変わらず爽やかに微笑む先輩。 うぅ、カッコイイ! 「先輩、昨日、コロネちゃんありがとうございました」 「あぁ。どうせ余ってたんだし、コロネを好きなあさひちゃんに食べてもらえて良かったよ」 先輩の笑顔は癒しだけど、胸がキュンと苦しい。 「あさひちゃんは今日もパン?」 「あ、いえ。今日はお弁当です」 毎日昼にパンだけだと栄養が偏ると言われ、今日はお弁当持参だ。 「え?じゃあもしかして、」 先輩はそう言うと、屈んで私を覗き込み、耳元で囁いた。 「俺に会いに来てくれたの?」 どきゅーん!!心臓が跳ねた。 急にバクバク言いだして、顔が熱くなってくる。 「なーんて……って、あさひちゃん?」 うわーっ、先輩見ないでください! 熱い頬を両手で覆ったら、後ろから声がした。
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