第1章 ばれちゃった。

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 窓の外には、 見慣れぬものが… いえいえ、 たしかに今朝学校に来た際に校舎の屋上にあるのを目撃したことのある籠がヘニョってなっている。 どうもこの棒は、 校舎の外壁を清掃するための籠に付いていた棒らしい。  籠は、屋上から機械で降ろされていて、 それに人が乗って壁を直すらしい。  でも、まだ工事ははじまってなさそうだけど・・・。  窓の外に傾いた、 どう見ても壊れた籠から、 教室は別のものに関心を移すのに時間はかからなかった。  隣の子が…  「ね、ねぇ、、 あなたがやったの!!?」  別の声が  「こ、これ、 あなたよね!?」  そして、どこかで男子が  「おまえ、 魔法使いか?」  ……うるさいよ。
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