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ふとのれんで区切られた半個室の隙間からその声の元を辿れば、そこには3年間を共に過ごした友人の姿。
「ミッツ! それに菖蒲ちゃんに直っぴ……なんで紫璃まで」
きょとんとしたいくつもの顔が、レオに向けられていた。
なんとも異様な組み合わせとも言えるその集まりも、馴染みのようなみんなの仕草。
慌てて回りを見渡すレオに、紫璃が口を開いていた。
「菜子ならいねーよ」
おもむろに酒の入ったグラスに口をつけると、のどぼとけをごくごくと上下させている。
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