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「レオうるさい。あと指ささないで」
「ゴメン、ミツル!」
「違う、リオじゃない、レオ」
レオの頭の中はパニックだ。見慣れた友人ばかりかと思えば、空港で見た外国人までいるし。なんだか当たり前のようにミッツの隣に座っているし、なんなんだ。
「あー、レオ。この人、俺と同じ大学なんだ。文学部だけど」
「ハイ! ボクのナマエはリオデス」
聞けば、リオは菜子と原田と同じ大学だという。皆学部こそ違えど、縁あってこうして仲良く酒を飲みながら談笑するくらいには。
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