第1章

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口実って、虚しい。叶わなければ、望んでいない人物と2人きりにさせられるのだから。 「力になれなくてごめんよ」  心の籠っていない謝罪に小突かれる菜子。 ピーと笛の快音が、コートに促す合図をすると、それと同時のレオの目が輝いた。 「だからさ、菖蒲ちゃんのバイト先連れてって!」
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