第1章

6/1242

26人が本棚に入れています
本棚に追加
/1242ページ
「じゃあ私も菜子でいいよ。菜子とか、なっことか、なっちゃんとか……。えっと、呼びやすいのやつで、適当に」  ふふふ、と口元を覆い隠す隠す手の爪が、綺麗に整えられていて、見惚れてしまった。深爪しがちな、丸く短い小さな自分の手と見比べると、ため息が出そうになる。
/1242ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加