recycle1~八幡修司~

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「それは……」 修司は即答出来ず、口ごもってしまう。 すると隣にいた健斗が口を開いた。 「……いや、私はもう老い先長くない。 君はまだ若い。生き残るのは君だ。 二人には悪いが、人資源として購入されれば、 その購入費用のうちいくらかは残された家族に入る。 だから私のことはいいから、君は来るなと願ってくれ」 「そんなの……だめだ……諦めるなよ」 二人の会話を聞いて、石脇は立ち上がり喜びをあらわにする。 「素晴らしい。二人で来いと願えば これ以上ないデータが取れる。 美しいじゃないか。 では早速始めるか」
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