recycle1~八幡修司~

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車は速度を落とすことなく修司の体を跳ね飛ばした。 首から上だけが宙を舞い、奇麗な弧を描きながら頭は地面に落ちた。 石脇は何事も無かったかのように社長たちの方へ向き直り、 「実験はこれで終わりです」と頭を下げた。 だが四人の命を奪った車は、主を失ったかのように 実験場をぐるぐる回り続ける。 「ん、故障か?止まれ」 思いを伝えるように言うが、 車は石脇を正面に捉え、速度を上げ始めた。
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