recycle1~八幡修司~

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その様子を終始表情変えずに見ていた二人は体を返し、 扉を開けると第二実験室を後にした。 半歩後ろを歩く白髪の男が一色に声をかける。 「やはり以前にも起きた 身の危険を感じた時に発せられる思いが 最優先事項として判断される結果となりましたね」 一色は言葉を発せず小さく頷いた。 「国には私から人資源五名の再利用が完了したと伝えておきます」 「いいや、私から報告しておこう。 これからあの男と会うことになっている」 一色はそう話すと、社長室へと戻っていった。
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