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「遅いよ、何してたの？」
「ちょっと屋上で心美と話してた。
ごめんね？」
「いいよ。それで、心美から何か言われたりした？」
「ううん、何も。
あの事はもう大丈夫だから心配しないで。
心美も私なら幸司郎君と付き合っても許せるって
言ってくれたから」
「それならいいんだけどさ。
結構あいつ難しい性格だからさ。
育ってきた環境っていうの？
ちょっと俺たちとはズレてるっていうか」
「そんなことないよ。
心美はすごくいい子なんだから」
「わかってるよ。
でも、なんかあったらすぐに言えよ？」
「うん、ありがと。
お弁当食べよっか」
二人は膝の上に弁当を広げると
楽しそうに残りの時間を過ごした。
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