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そこへ部下が入って来る
「社長、どうやら赤城遼子の失踪は間違いないようです
彼女出演のドラマのオールアップ（出番を取り終える事）どうしましょう？」
「まさか代役がスタッフから花束贈呈されるわけには行かないだろう
脚本に頼んで出番を削ってもらう
先週のシュート（撮影）で彼女はオフになる」
「しかし不自然ですよ、テレビ雑誌が騒ぎます」
「共演者と折り合いが悪いとか、適当な理由を流せ」
「しかし天狗女優のイメージが」
「こうなったら多少のゴシップは仕方ないだろう
とにかく失踪なんて遼子の女優生命に関わる問題だ
内々に処理するんだ
いいな」
しかしプロダクションを上げての探索にもかかわらず赤城遼子は見つからなかった
時間がたつに連れCMスポンサーやテレビに対して赤城の失踪を隠す事が不可能になって来たプロダクションは遂に赤城失踪を公開せざるを得ないよう追いつめられる
そして遂にプロダクションは警察に通報した。
マスコミがそれを嗅ぎつけ瞬く間に赤城の失踪は全国どころかネットを通じて世界に知られる事になった。
赤
城の失踪後何者かのメッセージが赤城の周辺に起こった事だった。
赤城が失踪してからしばらくすると彼女の周辺で次々謎めいた出来事が起こったのだ。
警視庁内では意見が対立した失踪劇と扱うか事件として公にするか。
しかし対象が日本でも１０本の指に入る有名女優であり、もしこれが営利誘拐とうに発展する場合も考えられるため、異例中の異例として
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