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「君止めなさい」
しかし司祭はいきなり神父服を脱いだ
腕のとこどころに痣があった
「俺はもう駄目だ
主よ、我が魂だけはお救い下さいアーメン」
司祭は落下して死ぬ
テレビを見ていた編集長が叫んだ
「今井、すぐチェコへ飛べ、そのミイラについて調べるんだ」
「しかしチェコなんか言葉がわかりません」
「名高教授は三十ヶ国を話せるらしい
騙してでも、一緒に行って貰うんだ」
本居は緊急連絡が入り警視庁に行かされた
苦虫を噛んだような顔で管理官が言った
「本居警部補、君はやり過ぎだ
警察の立場を理解しているのか
草苅は大物だ
抗議が来た」
「管理官、我々刑事は組織のために仕事をしてるわけではない、そこに事件があるから捜査をしてるんです」
「生意気を言うな
君達の署の業務量を増やして動けなくしてやるぞ」
本居は悔しそうに唇を噛み締めて耐えていた。
『誰のための捜査だ
バカやろう』
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