夏なんてなくなればいいのに
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夏なんてなくなればいいのに。 あの夏の日、友人たちと誰が一番遠くまで泳げるか競争したんだ。 泳ぎには自信があった。 結果は負け。 あの日から一番はテツヤになった。 そしてあの日から僕は泳げなくなった。 今年の夏も、みんなが楽しそうに泳いでるのを見ているだけになった。 海の底から。
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