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神永さんに渡されるがまま次々と袋を開けては中身を出していく。
TシャツにYシャツ、ラフなズボンにお洒落着、いつの間に買っていたのか帽子や靴、鞄などの小物まであった。
だけどそのどれもが、今の僕の体には大きいサイズだった。
ズレ幅は1サイズ上から3サイズくらい上まで。
サイズ別に組み合わせると、何パターンかコーディネートできるような買い方がされている。
「へー、話には聞いてたけど、暁さんってセンスあるよな。
それに、お前のこと、よく分かってる」
困惑したまま神永さんを見ようとしたら、ガシッと頭を掴まれた。
その手は容赦なくワシャワシャと僕の頭をかきむしる。
「わっ!?」
「お前、最近伸び盛りだもんなぁ!
暁さんはお前がすぐにここまで大きくなるって踏んで、これだけの物を買ったんだよ。
まさにお前への投資だな!」
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